




どうも
ハンドルの背中
やっぱり納得がいかず
削りなおしました。
メーカーとして
許せなかったからです。
このナイフが
「オイ、まだ筆を置くタイミングじゃないだろ!」
と言っているように感じたからです
このように感じることが大変重要で
製作中は兎に角完成することに目標がいってしまい視野が狭くなりがちです、
完成するだけでしたら誰でもできます
大切なのはその後
その作品を「買う側」「使う側」「評価(批判など)する側」の第三者のつもりで観察することです。
自分だったら買う時まず何をみるか、仕上げ、トータルバランス、価格はどうか、性能、この作品のセールスポイントなどなど
作品が完成したばかりのときは両手と頭がまだ作家(作り手)モードで作品の採点はかなり甘々になってしまいます。
ですが
そこで終了ではプロではありません。
足をとめて作品を見てくれる人やそれをお買い求めになるお客様がいて初めて作品が生まれて来た意味が完結いたします。
未完成のまま世に出したくはありません。
時間を置いて
頭を切り替えます。
そして
完成致しました。
ブレードの背中を鏡面仕上げにして黒染め箇所と変化を付けメリハリをつけました。
ではでは